護摩堂
2014 年 2 月 28 日
今からちょうど30年前に移築されました。当時私は高校三年生。
先代住職の話によりますと、山深い集落に今にも朽ちてしまいそうなお堂がありました。村人たちは常に申し訳ない気持でしたが、どうすることもできないまま、月日だけが過ぎてしまいました。
ひょんなことからこの話を聞き付けた住職は、すぐに駆けつけました。善照寺に護摩堂をなんとか建立したいと、願い続けた心が、お不動様に通じた瞬間でした。
なんと村のひとへの御礼は、酒を四斗だけだったそうです。しかも運搬のため、トラックの入るところまで全員で運び出してくれたそうです。
まだまだ語り尽くせない話もありますが、この護摩堂の御拝の屋根が雨漏りしてきました。
先代住職の口癖で、建物を管理するためには屋根が一番大事だよと言っていました!
早速修理に取りかかりました。
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